ハローズ財団の成り立ち

佐藤國人氏

   当財団は、株式会社ハローズの創業者故佐藤國人氏の妻伸子氏の私財を投じて設立されました。

   故佐藤國人氏は伸子氏と共に、昭和24年に広島県府中市で食料品販売を開始しました。
当時は終戦後間もない全般的な物不足時代で、特に生活基盤である食料品が無い時代でありました。その様な中で、「いつの日か食料品を豊富に、安価で販売し、社会の役に立ちたい」と思うようになりました。 その強い思いは地域の食生活を守るために、東へ西へと食料品の仕入れに奔走しました。

   そしてお店は、お客様、お取引先様、諸先生のご指導ご支援、そして従業員の支えもあり、昭和33年に株式会社府中スーパーマーケットに法人成りし、家業から企業へ転換しました。会社設立後は、「企業は人なり」という志のもと、社内の教育・訓練の充実に注力しました。

  その後、昭和63年3月、商号を株式会社ハローズへ変更し、平成14年9月、株式上場を経て、現在では瀬戸内海沿岸地域を中心に、より多くの皆様の食生活に貢献させて頂けるようになりました。

伸子氏

   優秀な人材への支援をすることで、育てて頂いた地域の皆様にご恩返し出来る事が、創業者故佐藤國人氏の意志に添うことと確信しております。

   故佐藤國人氏は平成21年2月、84歳で生涯を終えましたが、その思いは妻伸子氏に引き継がれ、当財団の設立に至っております。

平成25年4月
公益財団法人 ハローズ財団 設立委員会